演劇女子部 ミュージカル「恋するハローキティ」

無事全公演が終わりました。

5年前に行われた舞台「恋するハローキティ」の魅力を余すところなく伝え、そして素晴らしいミュージカルへと昇華させてくれました。Juice=Juiceのメンバーやスタッフにはいくら拍手を贈っても足りないし、賞賛の言葉を贈ろうにもどの言葉も安っぽくなってしまいそうで選べないくらい。

5年前の恋するハローキティと違うポイントとしては、

・デカリボン→猫耳
・キティは猫じゃありません!
・ダイアリー
・神様も人間界についてきてた
・ワカナの「また明日ね」

と言ったところ。

5年前のときはキティに「また明日ね」と言ったのはアリサだけだったし、ワカナの心情はほとんど語られない上、最後まで救われないまま。原作にはなかった「また明日ね」をワカナにも言わせることで、最後のアリサの「また明日ね」に更に重みが出たよね。ここの変更は小さいようで物凄く大きかったように思う。

そして「ダイアリー」。この存在のおかげでキティの心情が説明っぽくならず上手く表現できてたし、「ダイアリーに嘘は書けない」と言ってたからこそ、キティの最後のあの行動にも説得力が生まれてきたんじゃないかと。

千秋楽はもう凄かったとしか言えない自分のボキャブラリーの無さが憎い。どのメンバーも歌にこれでもかってくらいに感情が乗ってて、特に紗友希のソロの場面は見てる側にも感情の波がブワーッと押し寄せてきて圧巻と言うしかないかった。

題材としては、ハローキティだから子供向けだったり、明るいお話なんでしょ?と思われがち。でも実際は女の子のドロドロした嫉妬だったりイジメだったり男女間のイザコザがあって・・・。だからこそキティの明るさに救われるし、まっすぐな気持ちに心打たれるのよね。

佳林ちゃんは正にキティそのものでした。5年前の真野ちゃんのを見てるしかなりハードルを上げてたんですが、参りましたと言うのも失礼なくらいキティでした。

変な言い方になるけど、別キャストでの「恋するハローキティ」の再演はもう難しいだろうな。Juice=Juiceだからこそ出来たミュージカルであって、他の誰かがやって今回のを超えるのは想像できない。

それくらい素晴らしいミュージカルでした。

上手くまとまらないけど、DVD化されたらもう一度感想書こうかな。