わが母の記

マネティがツイートしたfacebookでの応募でキネマ旬報主催の「わが母の記」の試写会にいってきました。

話は浩作(役所広司)、母・八重(樹木希林)、娘・琴子(宮崎あおい)の3世代を中心にした14年間のお話。3年後、1年後といった感じでポイントポイントになるエピソードが語られていきます。

その間に結婚・出産していたりと、家族の様相といった外面的な変化や、反抗期だった娘が親を気遣うようになったりといった内面的な変化などが印象に残りました。

認知症が進行していく母ということですが重い話ではなく、クスッと笑えるところもあり、まるで家族の一員になったかのような、じんわりとくる映画です。あとは伊豆や軽井沢の景色が印象的でした。この映画の見所の一つだと思います。

それにしても中学生から30代までを違和感なく演じ切る宮崎あおいさんはすごかったなぁ・・・(汗)


真野ちゃんに関しては女中の貞代として1時間後くらいに登場。オフィシャルサイトや登場人物紹介では「八重を世話する女中」って書いてあったけど、「親戚のコ」って言われてたので、伊上家にとっては遠縁のコって感じなのかな?

役名がなかったり一瞬しか出てこないキャストがめちゃくちゃ多い中、台詞もそれなりにあったし伊上家との絡みもあり、その存在や言動が良いアクセントになってたと思います。

何よりもこの錚々たる役者陣と一緒に真野ちゃんがスクリーンに映っていることに胸熱。デコ出しと伊豆弁も可愛かったです。


映画本編終了後、監督のティーチインがありまして、その中で真野ちゃんの起用に関して質問をしてた人がいたので要約を載せて〆にさせていただきます。

真野ちゃんの起用理由は若い世代をとのプロデューサーの要望。監督はアイドルだと言うことは知らなかったが、ワークショップなどで特に目が良かったと。宮崎あおいよりも更に若い世代を入れたかったとのこと。ただ、樹木希林のアドリブを返せるまではいかなかったと。

そんな中でも手洟を恥ずかしがらずに練習してしっかりできてたことは褒めてました。真野ちゃんとしては(できたところとできなかったところがあったという意味で)5勝5敗だったかもしれないけども、今後もバランスを崩すことなく成長していっていければいいなとのこと。