再縁 千歳月

邑野みあさん主演の舞台「千歳月」を見に行ってきました。

完全に話しに引き込まれました。それぞれの出演者のその時の気持ちとかすごくわかったし、最後なんかその場に自分が居る感じにまでなって自然と涙が出てきました。緒方(貞広高志)の目を覚まさせるために「千歳月」のCDをかけて、最後に真央(福田花音)がそっと肩に手を触れて目を覚ます場面・・・すっごく印象的だったなぁ・・・。

小劇場なだけにセットも一つだけ、場面転換や衣装の変更が多々あるわけでもない。ほとんどの人はずーっと同じ衣装。でも、見えるんだよね、その衣装とか場面が。黒い長い髪であったり、赤い着物であったり。

個人的にはScene of Heavenのライブは無くても良かったかな。いや、あったに越したことはないんだけど。何でかって言うと、劇中ではこの「千歳月」は西野恵(邑野みあ)が歌っている曲なわけで。舞台の世界に完全に引き込まれてしまった自分には、逆にScene of Heavenが歌う「千歳月」に違和感を感じてしまったわけです。

チープな言い方になってしまうのが勿体ないんだけど、お世辞抜きで素晴らしい舞台でした。複線の張り方が絶妙でね、物語が進むと共にそれがどんどん明らかになってくところとかクスッと笑える場面、どれをとっても評判通り・・・いやそれ以上の舞台でした。最後のスタンディングオベーションが観客からの最大の賛辞と言ってもいいでしょう。

誘って頂いたどせーsanにはホントに感謝です。本当にありがとうございました。

これからも劇団S.W.A.T !ならびに他の出演者の方の舞台も気にしつつ、機会があればまた見に行きたいと思います。