早紀ちゃんの悪い癖

リズムが走ること。

学園祭ではあまり気にならなかったことなのですが、新曲発売後のスタジオライブやらイベントでのライブやら、そのほとんどでリズムが走っている。

さて、この「リズムが走る」。「バックの演奏よりも早くなってしまうこと。」である。口先だけで歌っている人によく見られる傾向のようです。一つ一つの言葉をはっきりと口を動かして唄えば、 口の形をひとつずつ作るタイムラグが出きるため、ひとつの音の長さが微妙に長くなって リズムが走らなくなってくるらしい。口を思いきり動かしてハキハキ歌詞を唄うことを意識すれば良いらしいです。

なんといっても一番多いのが「リズムのウラを感じられていない」ことらしい。 オモテしか感じていない人は「1拍の長さ」を実際よりも短く感じているため、 前倒しにどんどん長さが短くなって走ってしまう。

ウラのビートを感じるトレーニングとして、

1.メトロノームか、なければ自分の唄いたい曲のCDをかけます。(4拍子の曲)
2.まずは4分音符で手拍子をしてみましょう
3.手拍子ができるようになったら、同じ要領で今度は片手でももを軽くたたいてみましょう
4.4分音符が出きるようになったら今度は8分音符で叩いてみましょう
5.4分音符で叩きながらそのウラのビートのところで「ッアッ」と軽く声を出してみましょう
6.さっき声を出した裏のビートを意識しながら、4分音符を曲に合わせて叩きます
7.6と同じ要領で手を叩きながら(ウラのビートを意識しながら4分音符を叩く)、声を出して唄ってみましょう

また、フレーズのアタマがツッコむ癖のある人は、次の可能性が考えられます。
  (1)前の音を短く切りすぎ
  (2)ブレスのタイミングが早い
  (3)リズムのウラが感じられなくて1拍が早い
  (4)出だしの音をあわてている

早紀ちゃんの場合、(2)〜(4)に当てはまるんでしょうか。(4)は「Fish」の歌いだしでよく見る傾向ですね。もしかしたら、全部に当てはまるのかもしれません。ただ、これは直せるものなんですよね。音の立ち上がりが遅いのに比べたら全然直しやすい。

ブレスも「リズム」としてとらえられるよう、意識し、 出だしの音より、1拍もしくは1泊半手前でリズムにのってブレスをすると、 アタマのタイミングも不思議と合ってくるとのこと。

ってか、多分、ボイトレでやってることなんでしょうけどね。当然ボイトレの先生もそれに気づいてるだろうし。あとは、早紀ちゃん本人が自分が歌っているTVとかをビデオで見返したりするのが一番でしょうね。改めてみて気づくこともあるだろうし。思い出を振り返るんじゃなくてあくまで「客観的」に見て「反省と改善」を繰り返す。そうすれば、早紀ちゃんの歌が更にすばらしいものになるはず。

と、言うわけで今度のライブではリズムとブレスの入れ方に思いっきり注目してライブを見るので覚悟しておくように(笑)