再会
2005年12月23日。突然時計の針が止まってしまった。そして、自分たちのホームとも言える場所を失ってしまった。
それから1年と十数日。思っていたよりも早く戻ってきた。
やっぱりね、早紀ちゃんの居るべき場所はそこ。ステージの上なんだよ。そして早紀ちゃんの歌っている場所がみんなのホーム。ホントみんな家無し状態だったんだなぁ・・・。
「おかえり」
この言葉を言うのをどんなに待ったことか。
セッティングが始まる。Eiriさんのギターのセッティング。そして、あのiBook。全く無駄なんかじゃなかった。
暗転。軽快なポップな感じのSEから一曲目。
あのときのままの君がそこには居た。止まっていた時計の針が動き出した。
椛田早紀の歌声がそこにあった。歌える喜びが伝わってきた。歌声を聴ける喜び。MILK FUDGEに比べてPOP寄りのサウンド。気持ちよく伸びる高音。そして、深みを増した低音。今までの経験がちゃんと活きてるのが感じられました。
曲数は4曲と少々少な目ではあったものの、曲調は多種多様。ロックテイストの曲有り、ポップスあり、バラードありと、歌手椛田早紀の懐の深さを感じさせるものでした。
正直な話、まだまだパワーや表現力、ステージングは物足りません。でも、1年以上ものブランクを考えたら致し方ない部分だと思います。これからライブをこなして歌いこんでいけばもっともっと歌に深みが増していくと思います。まずは、ライブ感を元に戻すことかな。
ライブ後色々話しました。足りなかったピースが一気に埋まった感じでした。そう、姿を消したのがまるで昨日のことだったかのように、前と変わらない感じで喋れました。話してたらホントに1日あっても足りないくらい。お喋りもそこそこにして帰途につきました。充実感を噛み締めながら。
あらためて、早紀ちゃんおかえり。そして、戻ってきてくれてありがとう。